【台湾の学校選び】現地公立学校・日本人学校・インターナショナルスクールの入学手続きなどを紹介

学齢期の子どもを連れて台湾に赴任する場合、考えるべきなのは子どもの学校をどこにするかです。
学校を選ぶにあたって、現地の公立学校・日本人学校・インターナショナルスクールの入学手続き、学習できる言語、費用などの特徴を知りたいという方がおられるでしょう。
この記事では台湾の公立学校・日本人学校・インターナショナルスクールの入学手続きの方法、それぞれの学校の主な特徴を紹介します。
台湾での学校選びの選択肢は主に3つ

台湾で子どもの学校を選ぶ場合、選択肢は主に次の3つです。
台湾での学校選びの主な選択肢3つ
それぞれの学校について、入学手続きの方法、必要書類、学べる言語・費用・特徴などを紹介します。
台湾の公立学校

日本人の駐在員の子どもが台湾の小・中・高の公立学校に入学することは可能です。
たとえば、台北市新移民専用コーナーというサイトでは、「新住民が台湾に来た後、子供は一般の公立学校(小学校)に通うことができますか?」という質問に以下の通り解説しています。
一、子供が中華民国の国籍を持っている場合、本市の公立小学校新入生の配分および入学方法に従い、1年生の新入生は戸籍地に基づいて公立小学校に配分されて入学することができます。他の学年の学生が入学を希望する場合は、直接戸籍地の学区の学校に転入学の申請を行うことができます。
二、国籍を持っていない場合、「外国人学生の台湾での就学方法」に従い、小学校適齢児童の入学申請書および居留証の写しを提出し、居留証の住所に基づいて学区の学校に入学申請を行う必要があります。
引用:台北市新移民専用コーナー
台北市新移民専用コーナーの「よくある質問」の別のページでは、外国人の子どもでも台湾の公立中学校・高校への入学が可能としています。
台湾の公立学校の入学手続き
台湾の公立学校への入学手続きは、入学申請書・居留証の写し・学歴証明書(中学校入学の場合)を用意し、住居のある学区の学校に直接申請します。
学校の評判・教育方針・設備などを比較検討し学区内から希望する学校を選択できます。
しかし、台湾の公立学校は、入学枠や定員制限があるので、希望の学校に必ず入学できるとは限りません。
したがって、入学手続きを始めるにあたり、以下の点を確認してください。
- 居住地が該当する学校
- 入学を希望する学校の空き状況
学校に定員の空きがなければ、定員に空きがある別の学校に行くことになります。
台湾の公立学校の特徴
台湾の公立学校の基本的なポイントを表にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校の種類 | 台湾の公立小・中学校 |
| 言語 | 中国語 |
| 費用 | 1学期あたり約2,000~3,000NTD |
| 備考 | ・住居のある学区の中から希望する学校を選ぶ ・公立の「雙語學校」(バイリンガルスクール)なら英語も学べる |
台湾は公立学校での英語教育に力を入れています。
特に、台湾の公立「雙語學校」(バイリンガルスクール)では、英語授業が全授業時間の3分の1を占めています。
公立のバイリンガルスクールなら、中国語・英語の両方を学ぶことが可能です。
台湾の日本人学校

台湾には次の3つの日本人学校があります。
| 学校名 | 学級数 | 公式HP |
|---|---|---|
| 台北日本人学校 | 小学部20学級 中学部6学級 特別支援学級1学級 | http://www.tjs.tp.edu.tw/ |
| 台中日本人学校 | 小学部6学級 中学部3学級 特別支援学級1学級 | https://asp.schoolweb.ne.jp/48040001?tm=20251028122507 |
| 高雄日本人学校 | 小学部6学級 中学部3学級 | https://www.kaohsiung-js.com/ |
台湾の日本人学校には小学校・中学校に相当する小学部・中学部があります。しかし、高等部はありません。
台湾の日本人学校入学に必要な資格
台湾の日本人学校に入学するためには入学資格を満たす必要があります。
たとえば、高雄日本人学校入学に必要な資格は以下の通りです。
必要資格
- 就学年齢に該当する児童生徒
- 日本国籍を有する児童・生徒
- 台湾の外僑居留資格を有すること
- 保護者が日本人会に入会済みであること
- 小学生は通学可能な地域に居住し、登下校時保護者の責任で送迎が可能なこと(バス通学の場合もバス停までの送り迎えが必要)
- 日本語能力(聞く・話す・読む・書く)が学年相応に身についていること
- 授業料等の学校納入金が支払えること
- 弁当を用意して通学することが可能なこと
- 学校の教職員と日本語で支障なくコミュニケーションがとれること
- PTA活動等を理解し協力できること
※引用:高雄日本人学校
台湾の日本人学校では、子どもの入学・編入の条件として親が日本人会会員であることが求められています。
台湾の日本人学校入学の手続き
台湾の日本人学校の入学手続きでは、入学する本人と保護者の面談があります。
面談で学校長からの入学許可が下りれば、入学手続きのために必要書類を提出します。
一般的な必要書類は以下の通りです。
必要書類
- 入学願書
- 本人のパスポート
- 今まで在籍していた学校の在学証明書や健康診断票など
- 保護者の台湾日本人会会員証
- 居留証(台湾の日本人会未加入の場合、当日入会するために必要)
- パスポートと印鑑(居留証発行手続き中の場合)
台湾の各日本人学校入学・編入のための手続き・必要書類の詳細については各学校のホームページをチェックしてください。
台湾の日本語学校の詳細
台湾の日本語学校の詳細についてまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校の種類 | 日本人学校 |
| 言語 | 日本語 |
| 費用 | 入学金:30,000NTD 入学保証金:20,000NTD 毎月の授業料:8,000NTD 毎月の特別積立金:600NTD 毎月のバス利用料:3,800NTD 毎月のPTA会費:100NTD |
| 備考 | ・日本の学習指導要領に準拠した授業が受けられる ・運動会・文化祭・遠足・修学旅行などの学校行事がある ・帰国後の編入がスムーズ |
(NTD=台湾元)
※引用:高雄日本人学校
台湾の日本人学校は日本語での教育が受けられることが大きなメリットです。
一方で、中国語・英語を学ぶ機会が公立学校やインターナショナルスクールより少ない点がデメリットになります。
さらに、入学にかかる費用が数万〜数十万台湾元と高額で、毎月の授業料も公立学校より高いです。
駐在員であれば、会社が学費を負担するケースが多いので、会社による学費負担の有無について確認してください。
台湾のインターナショナルスクール

3つ目の選択肢は私立のインターナショナルスクールです。
都市別に主なインターナショナルスクールを紹介します。
| 都市 | 学校名 | 公式HP |
|---|---|---|
| 台北 | TaipeiTaipei American School | https://www.tas.edu.tw/ |
| Taipei European School | https://www.tes.tp.edu.tw/ | |
| Dominican International School | https://www.dishs.tp.edu.tw/ | |
| Taipei Adventist American School | https://www.taas.tw/ | |
| 新竹 | Hsinchu International School | https://hdis.hc.edu.tw/ |
| Hsinchu American School | https://has.hc.edu.tw/ | |
| 台中 | Morrison Academy Taichung | https://taichung.ma.org.tw/ |
| 高雄 | Kaohsiung American School | https://www.kas.tw/ |
| I-Shou International School | https://www.iis.kh.edu.tw/ |
台湾のインターナショナルスクールの入学手続き
台湾のインターナショナルスクールの入学手続きはおおむね以下の流れでおこないます。
- オンラインで願書を申請する
- 申請料を支払う
- 入学を希望する本人と両親同席の面談
- 入学決定
インターナショナルスクールは独自の裁量で入学の可否を決定しています。
審査では、これまでの学業成績、英語力、言語面での支援などの追加サポートの必要性などが考慮されます。
入学手続きに必要な書類
台湾のインターナショナルスクールへの入学申請で必要とされる書類には以下のものがあります。
- パスポート
- 推薦状(現在在籍している学校の担任による推薦)
- 過去2~3年の学校成績
- 標準テスト成績(ある場合)
- 健康診断票
インターナショナルスクールでは、子どもの英語力がどれくらいあるのかを基準にして入学の可否を決める場合があります。
学校ごと、子どもの学年により、入学の必要な英語力の基準は違うので、詳細については学校のホームページで確認してください。
台湾のインターナショナルスクールの詳細
台湾のインターナショナルスクールの詳細を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校の種類 | インターナショナルスクール |
| 言語 | 英語 |
| 費用 | 幼稚園から5年生:933,526NTD/年 6年生から12年生:1,029,470NTD/年 |
| 備考 | ・英語メインの授業 ・中国語教育も充実している ・語学サポートがある学校がある |
(NTD=台湾元)
インターナショナルスクールの生徒は多国籍です。
外国人教師による英語指導はもちろん、中国語が話せる教師と外国人教師による共同指導があります。
したがって、インターナショナルスクールは、グローバルな環境で子どもを学ばせたい、英語・中国語の言語能力を身につけさせたいという親御様にはおすすめの選択肢です。
一方で、インターナショナルスクールは入学金・授業料が公立学校や日本人学校より高くなります。
会社が授業料を負担してくれるかどうか社内規定を確認できるでしょう。
台湾での学校選びについてのまとめ

今回紹介した台湾の公立学校・日本人学校・インターナショナルスクールの特徴を比較できるように表にまとめました。
| 学校の種類 | 言語 | 学費 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 公立学校 | 中国語 | 1学期あたり約2,000~3,000NTD | ・住居のある学区の中から希望する学校を選ぶ ・公立の「雙語學校」(バイリンガルスクール)なら英語が学べる |
| 日本語学校 | 日本語 | 入学金:30,000NTD 入学保証金:20,000NTD 毎月の授業料:8,000NTD 毎月の特別積立金:600NTD 毎月のバス利用料:3,800NTD 毎月のPTA会費:100NTD | ・日本の学習指導要領に準拠した授業を受けられる ・運動会・文化祭・遠足・修学旅行などの学校行事がある ・帰国後の編入がスムーズ |
| インターナショナルスクール | 英語 | 幼稚園から5年生:933,526NTD/年 6年生から12年生:1,029,470NTD/年 | ・英語メインの授業 ・中国語教育も充実している ・語学サポートがある学校がある |
(NTD=台湾元)
※引用元:各学校の公式HPを参考にして独自に作成
比較表からわかるように、以下の点が学校を選ぶ際のポイントになります。
台湾の公立学校やインターナショナルスクールは日本語以外の言語が学べる点が魅力的です。
一方で、子どもが低学年のときから台湾の公立学校やインターナショナルスクールに通うなら、家庭で日本語の読み書きを学ぶ必要があります。
この点も、台湾で学校を選ぶ際のポイントになるでしょう。
この記事で紹介した学校選びのポイントを踏まえて、お子さんに合った学校を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
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